春夏おすすめ素材『SHANTI』。
良コスパで、日常使いに最適な素材!

前回ご紹介した新進気鋭のBLOOMとはうってかわって、今回は来年記念すべき発売10周年を迎えるロングセラー素材の『SHANTI』をご紹介します。
2024年に新たに一部のカラーバリエーションを変更し、カラーブックをリニューアルいたしました。
無事リニューアルも完了したところで、さらに使いやすく改良されたSHANTIをぜひ皆様にご検討いただけるよう紹介いたします。
~ 前回の記事~
春夏おすすめ素材『BLOOM』
まるでギマ加工を施したかのようなシャリ感。

スタンダードながら、当社きってのロングセラー素材
ご覧いただいている皆様は当社に対して、「和紙をはじめとしたファンシーヤーン」のイメージをお持ちではないでしょうか?
当社の強みとして考えると、あながち間違いではないかもしれませんが、それは決して「スタンダードな糸のノウハウがない」というわけではありません。
使い勝手の良さが皆様に愛されて、SAWADA YARNきってのロングセラー素材となったこのSHANTIは、綿糸を光沢のあるポリエステルでカバーして作り出されています。
シンプルながら機能性は抜群で、「平穏」を意味するSHANTIの名の通り、日常使いを想定してご使用いただきやすい素材になっているかと思います。
コスト面でも追及を重ねており、同系素材と比較しても優れたコストパフォーマンスをご提供できる強みがSHANTIにはあります。
安かろう、良かろう。
コスト面で出来得る限りの努力をしてまいりました。
これは実際にご使用いただいたお客様はご理解をいただけているのではないかと思います。
そのうえで、品質についての甘えも許されません。
とりわけ「持続可能性」について強い意識をもって開発が進められました。
綿はインドで生産された長綿を使用しており、BCIが定める基準に則って栽培されたBCIコットンとなります。
BCIとは、持続可能なコットン生産の推進を目的とした国際NGO団体であり、SHANTIではこのBCIに認定を受けている綿花生産者によって栽培された綿に限定して使用しております。
一方のポリエステルは常圧カチオンを使用しています。
これは高圧分散タイプに比べて染色の際、温度を上げずに済みます。
そのため電力消費量が少なく染める事が出来る、という点において非常にエコな素材と言えるでしょう。
それでありながら、堅牢度や発色性も良いので物性面、色彩面にも優れています。
更に、通常のコットンポリエステルよりも強撚タイプとなっております。
これにより肌離れも良く、清涼感に富み、サマー用ニットに最適と言えるでしょう。
SHANTIを使用した編地のご紹介

No.25SS-008-A |
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適正ゲージ:14G |
使用糸:SHANTI 1/54 C/#585 3PLY |

No.25SS-008-B |
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適正ゲージ:14G |
使用糸:SHANTI 1/54 C/#585 3PLY |

No.25SS-008-C |
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適正ゲージ:14G |
使用糸:SHANTI 1/54 C/#551 3PLY |

No.25SS-008-E |
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適正ゲージ:14G |
使用糸:SHANTI 1/54 C/#530 2PLY |
長年皆様に愛されてきたSHANTIを、引き続き安心してご利用いただけるように私どもも生産管理・品質管理を徹底してまいります。